西山朋佳の棋士編入試験はいつから?日程と試験管は誰になる?
西山朋佳女流三冠は7月4日に第18回朝日杯オープン戦1次予選1回戦に勝利し、午前中のうちに棋士編入試験を受ける意思表明をされました。
もし、棋士編入試験に合格すれば女性初のプロ棋士になります。
一昨年、女流棋士で初めて棋士編入試験の受験をされた福間(里見)佳奈女流五冠は残念ながら合格することはできませんでした。
ですが、西山朋佳さんには多くの期待の声が上がっています。
そこでこの記事では、今だに発表されていない日程と対局する新四段は誰なのかを解説していきます。
西山朋佳さんのプロ棋士編入試験の日程は?
西山朋佳さんの棋士編入試験の発表はまだ日本将棋連盟からされていません
同じく女流棋士の福間佳奈女流棋士の場合申し込みから1週間ほどで発表されてことを思うと遅く感じます。
ですが、日本将棋連盟の規約でこのようなものを発見しました。
・受験資格の成績を得た後から1ヶ月以内に申し込みをすること
・申請受理月の2ヶ月後から開始、1ヶ月に1対局の3勝で合格
昨年棋士編入試験で戦後初の奨励会に入らずにプロ棋士になった小山怜央棋士と、福間佳奈さんの日程を参考に予測をしていきます。
西山朋佳さんの棋士編入試験は9月から
棋士編入試験の開始月は日本将棋連盟の規約に「申請受理月の2ヶ月後から開始」と書かれています。
西山朋佳さんは7月4日に棋士編入試験の受験を申請しているので、2ヶ月後の9月から対局が組まれることになります。
日程は対局する試験管の予定を加味して決められることになります。
福間佳奈さんの試験日を参考にするならば
西山朋佳さんの1回目の試験は9月20日前後になると思われます。
詳細な日程は後日、日本将棋連盟から発表されます。
それまでが待ちどうしいですね。
西山朋佳さんの棋士編入試験の条件は?女流は違うの?
そもそも棋士編入試験を受験することができるアマ・女流棋士がほとんどいない厳しい条件の試験。
女性に至っては過去に資格を獲得した人が福間佳奈さんただ一人でした。
そもそもプロ棋士に公式戦で勝利することの難しさ。
2014年に「プロ編入試験」が制度化されてから男性合格者がわずか3人。
※2014年 今泉健司 2019年 折田翔吾 2022 小山玲央
そんな超難関試験ですが、業界では合格を期待する声も。
女性初のプロ棋士に西山朋佳が期待されるわけ
三段リーグに所属していた西山朋佳は14勝4敗で合格ラインであったが、頭ハネでプロ棋士2人になれなかった経験がある。
藤井聡太七冠も三段リーグでは13勝5敗でプロ棋士に合格しているのを見れば、その凄さがわかってもらえるでしょう。
試験管は全員過酷な三段リーグを勝ち抜いてきた強敵ばかりですが、跳ね除けて女性初のプロ棋士に合格してほしいですね。
西山朋佳さんの対局する相手は?試験管は新四段!
正式な日本将棋連盟の発表はまだですが対局する試験管は「新四段の中から棋士番号順に5名」と明記されています。
ですので対局する相手と順番、対局の予定はこのようになります。
- 高橋佑二郎(棋士番号342)9月予定
- 山川泰熙(棋士番号341)10月予定
- 上野裕寿(棋士番号340)11月予定
- 宮嶋健太(棋士番号339)
- 柵木幹太(棋士番号338)
三段リーグでの対戦成績
・高橋佑二郎との対戦成績はありませんでした。
・山川泰熙との対戦成績は2−1
・上野裕寿との対戦成績は1−0
・宮嶋健太との対戦成績は2−0
・柵木幹太との対戦成績は0−5
と、勝ち越していることがわかります。
三段リーグ以降もどんどん実力は上がっているとは思いますが、一般棋士からも勝利することができている西山朋佳女流三冠であれば十分可能性はあると思います。
まとめ
西山朋佳女流三冠の「棋士編入試験」の日程は日本将棋連盟からまだ発表されていません。
ですが、9月20日前後から対局が始まると思われます。
いずれも強敵ばかりの試験管ですが、無事勝ち上がって女性初のプロ棋士として活躍してほしいです。