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ノースサファリサッポロが閉館?飼育中の動物たちはどうなる?

torebisu

テレビや情報誌などで「日本一危険な動物園」として紹介されたことのあるノースサファリサッポロが札幌市から「閉園命令」をされたと話題になっています。

ノースサファリサッポロは2005年7月にオープン。

施設にはライオンやトラ、ツキノワグマなど150種ほどの動物を飼育、宿泊施設も併設していて。

来園者からは気軽に動物に触れ合えると人気があり、中にはトラに餌やりをするなんて企画もありました。

そんな人気のノースサファリサッポロですが開園当初から札幌市の許可を得ずに運営していることがわかりました。

そこでこの記事では

  • ノースサファリサッポロが得ていなかった許可とは?
  • ノースサファリサッポロは今後どうなる?
  • ノースサファリサッポロの飼育している動物たちはどうなる?

これらについて調査解説していきます。

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ノースサファリサッポロが得ていなかった許可とは?

ノースサファリサッポロに「閉園命令」が話題になっています。

札幌市によれば、ノースサファリサッポロはそもそも商業施設の開発が制限されている「市街化調整区域」に20年ほど前から無許可で動物園を開設していて。

開業前の2004年10月に建設許可の必要なはずの「市街化調整区域」に飼育施設が建てられているのを確認して、札幌市から運営会社「サクセス観光」に建設許可を取るように指導をしています。

そのあとも、動物園の開業するのに必要な「第1種動物取扱業者」も取得してないことが発覚。

札幌市から指摘をされて2006年5月に届け出て受理をされています。

運営会社からは施設の構造や開発の許可要件を満たした計画書や図面を提出するように何度も文書や口頭での指導をしていたようですが「改善する」言うだけで何もされてこなかったようです。

札幌市の幹部の方からは

多大な手間と費用が必要になるため、最初からやる気がなかったのではないか
引用:Livedoor News

との声が上がっています。

ですが、これまで運営できていたのは何故でしょうか?

その事に札幌市は

すでに動物が飼育・展示され、動物保護の観点から必要な措置だった
引用:Livedoor News

と、都市計画法に違反するかもしれないが「第1種動物取扱業者」の認定をした事について話していて。

宿泊施設や飲食施設の営業を認めた事についても

都市計画法とは別の法令に基づく分野で、当該の法令違反がない限りは登録更新や許可申請を拒めなかった
引用:Livedoor News

話しています。

他にもノースサファリサッポロの問題点はあるようで。

動物の飼育環境についての心配の声を挙げているポストが見受けられました。

施設の数に対して職員の数が少なく感じる方もいるようで、動物たちをきちんと飼育できているのかとの声も上がっていました。

ノースサファリサッポロは今後どうなる?

今後、札幌市からは都市計画法の除去命令が下されるようです。

対象になるのはノースサファリサッポロの150棟ある飼育施設や事務所など「市街化調整区域」内にある全ての施設が該当するとのことで。

動物園への除去命令は全国初となり、事実上の閉園命令であるようです。

施設を無許可で20年運営してきたこともあり、すんなりと受け入れられないかもしれませんが、法的に違法建築物を強制撤去することができるため廃業する事にはなると思われます。

除去命令に不服申し立てをせずに確定したのに従わない場合は、1年以下の懲役か50万円以下の罰金が科されるため今後の運営会社の動向が注目されます。

ノースサファリサッポロの飼育している動物たちはどうなる?

では、ノースサファリサッポロで飼育されている150種類ほどもいる動物たちはどうなるのでしょうか。

動物たちがどうなるのか心配する声が上がっています。

閉園した静岡県の富士花鳥園や加茂荘花鳥園の譲渡先がノースサファリサッポロであることから。

動物の受け入れ先が難航することが予想されていることからXでは心配の声が上がっています。

飼育員が無給で地域の援助で世話をしていた例もあるだけに、動物も飼育員も良い受け入れ先があることが望まれます。

これからどのようになっていくのか注視していこうと思います。

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